3章 aviutlでアニメエンコード "フィルタ設定編"

ここでは、「3章 aviutlでアニメエンコード "フィルタ設定編"」 に関する記事を紹介しています。

お世話になってるサイト様の新着記事

相互RCC設置しました。申請はこちらからお願いします→相互リンク/相互RCC
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
さて、前回2章の初期設定編ではaviutlで必要な初期設定を行ないました

序章 我が家のエンコード環境とエンコード導入について
1章 aviutlでアニメエンコード "導入編"
2章 aviutlでアニメエンコード "初期設定編"
3章 aviutlでアニメエンコード "フィルタ設定編"
4章 aviutlでアニメエンコード "出力設定編"1-1
4章 aviutlでアニメエンコード "出力設定編"1-2

今回は3章 "フィルタ設定編"です

みんなが一番知りたいであろう、フィルタのパラメータも載ってますので安心してください
Lanczos 3-lobed 拡大縮小

基本的には元動画の解像度より小さく設定します(無理矢理大きなサイズにすると画像が汚くなるからです)
最近のTVではフルHDであれば1920x1080、HDであれば1440x1080で放送されてると思います
aviutlにm2vファイルを入れてみれば解像度が分かるので心配いりません
私は大抵1280x720の16:9で作成しています
解像度は大きいほうが当然綺麗ですが、ファイルサイズも大きくなります
ファイルサイズが気にならない人は1920x1080や1440x1080を指定するといいです

「設定→Lanczos 3-lobed 拡大縮小の設定」とクリックします
右下の数字を入力する場所に自分の好みの解像度を入力し
「指定 ->」をクリックします
すると上の「X」、「Y」の数字にも同じのが入力されたと思います
これでリサイズする解像度が指定されました
次の「SIMD」では、「SSE2 整数」にチェックを入れましょう
64bitのOSを使っている方は「SSE2 実数」がいいです
右上の四角い空欄にチェックを入れればフィルターが有効になります


unsharpフィルタ

ぼかした画像と元画像の差分を、元画像に重ねるフィルタです
「設定」→「アンシャープマスクMT」とクリックします

[適応量]:差分を重ねる値を決めます
  [範囲]:ぼかす範囲を決めます
  [闘値]:ノイズを強調しないためのものです。差分が小さいと働きません

これも好みですが私は強くかかり過ぎないように写真のように設定しています
適用すると、ぼやけている映像が全体的にハッキリ表示されるように見えると思います(特に輪郭周り)
映像をアップにしてフィルタを「ON」/「OFF」すれば違いが分かると思います
右上の四角い空欄にチェックを入れればフィルターが有効になります


WarpSharpフィルタ

ぼやけた輪郭線を細くし、画像を引き締めるフィルタです
「設定」→「WarpSharpの設定」とクリックします

[depth]:適用する強度です
 [blur]:輪郭をぼかす回数です
[bump]:輪郭抽出時の閾値です
[cubic]:3次元補間係数です

私は「アンシャープ」を有効にしたり、後で紹介する「非線形処理な先鋭化」を有効にします
そうすると輪郭周りが太く見えるので、WarpSharpは結構強くかけています
これも好みの問題なので自分に合った設定を見つけてください
よく分からなければ写真のようにするといいです


非線形処理な先鋭化用前置フィルタ

「設定」→「prefilter for nonlinear sharpenの設定」とクリックします

[weight]:ぼかす量を決めます 100で良い
[H blur]:横だけに反映するか
[V blur]:縦だけに反映するか

ぼかすのでノイズもほとんどなくなってしまいます
ここの設定はこれで終わりです


非線形処理な先鋭化

「設定」→「nonlinear sharpenの設定」とクリックします
ぼやけた輪郭などを鋭くするプラグインです
「非線形処理な先鋭化用前置フィルタ」とセットで使用します

 [under]:質感を自然にする処理です
  [over]:輪郭の周りに明るい擬似輪郭を出す処理。アニメには向かない
  [gain]:フィルタの適用度です。数値を上げれば効果が強くなります
 [noise]:輪郭以外にフィルタの効果を適用しないようにする項目です
[mask_x]:ゼロでOKです
[mask_y]:ゼロでOKです
下のチェック類は写真と同じにしておきましょう
※「非線形処理な先鋭化用前置フィルタ」と「非線形処理な先鋭化」を適用すれば、プチアプコン化になりますが、あまり強くかけすぎると元映像が崩れるのでほどほどにかけるのがポイントです


バンディング低減フィルタMT

どんなに綺麗にエンコードしても境界に階調割れが発生してしまいます
これはディザ処理がうまく出来ていないのが問題だと思います
このフィルタでうまくディザ処理を行ないバンディング低減を行ないます
「設定」→「banding13b_MT」とクリックします

  [range]:ぼかす範囲設定
    [Y]:Yに対応した闘値
   [Cb]:Cbに対応した闘値
   [Cr]:Crに対応した闘値
[ditherY]:ディザの強度設定
[ditherC]:ディザの強度設定
[sample]:ディザ使用するために1or2設定
[seed]:通常使用しないです

結構難しいですが基本的に「range」の値をメインに動いています
また、「Y」の闘値を変更することでも結構効果があります
私は写真のように「range」に値を合わせています
[ditherY]と[ditherC]は[sample]が1or2の時にしか適用されません
ディザ処理は必要なので[sample]を1にはしておきましょう
※元映像が綺麗過ぎてバンディングが発生しないなら0でもOK
[ditherY]と[ditherC]の値は綺麗なアニメなら「15」
暗いシーンが多いアニメ等は「17」か「18」にしてます
[range]等も写真の設定から「+1」にします
後は自分で試行錯誤してみてください


エッジレベル調整

輪郭を補正するためのフィルタです
「設定」→「エッジレベル調整 Ver0.7の設定」とクリックします

 [特性]:輪郭を強調する度合いです
  [閾値]:ノイズを無視するレベルです
[黒補正]:輪郭線の黒色補正値です。数値が高いと輪郭が引き締まります

私の写真の設定ぐらいがちょうどいいかと思います
※これもプチアプコン化に必要なフィルタです。元映像を崩さない程度に設定しましょう


自動フィールドシフト

インターレース自動解除プラグインです
「設定」→「インターレース解除」→「自動フィールドシフト」を選択
「自動フィールドシフト設定」をクリックします

エンコード対象に合わせて設定します
私はアニメメインなので「映画/アニメ」をクリックして終了です
周期一定24fpsなら「24fps固定」でもいいと思います
YUY2補間(ランチョス2法)はチェックを入れてください


透過性ロゴ

ロゴを除去(目立たなく)してくれます
「設定」→「透過性ロゴ」とクリックします

※事前に透過性ロゴ解析を行なっている必要があります
  [開始]:開始からロゴ無しが何フレームあるか設定
 [FadeIn]:開始で設定した後のFadeIn
[FadeOut]:終了で設定した後のFadeOut
   [終了]:終了からロゴなしが何フレームあるか設定

放送局にもよりますが、CMから本編に入る時はロゴがフェードインしながら入り、CM前ではフェードアウトしていったりします
こういう時は開始何フレームはロゴがなかったり、フェードイン/フェードアウトしてるので、白くロゴが残ってしまいます
これをうまいこと設定して目立たなくします
[ロゴ除去モード]と[プロファイル境界をフィード基点にする]にチェックも入れておきましょう
うまくやるにはプロファイル境界を分けるのが必要です。

アニメでは基本的に
「開始からOP」→CM→「本編前半」→CM→「本編後半からED」→CM→「次回予告」 こういう流れだと思います

フェードインやフェードアウトは「開始と終了」、「CM前後」に発生します
なので、「開始からOP」はプロファイル1、「本編前半」はプロファイル2といった感じに境界を分けます
「編集」→「選択範囲を新しいプロファイルにする」で選択してる範囲をプロファイル境界分けできます
後は「開始」や「終了」をうまく設定しましょう
一応めんどくさいであろう局を2つほど設定載せてせておきます

テレビ東京 TBS
開始 1 6
FadeIn 1 9
FadeOut 0 9
終了 31 6
※元映像によっては微妙に変わってくるのでこの値から±1か2で探ってみてください


以上でフィルタ設定編は終了です

次回、最終話4章 aviutlでアニメエンコード "出力設定編"1-1です

また、見てくれよな!!



コメント
この記事へのコメント
あまり強く設定してないのが嬉しい設定ですね!
油絵チックになってしまうのが好きくないもので・・・
今この設定でエンコード試してます
すっごい時間かかってますけど、出来上がりが楽しみです

ところで、入力順序でDirectShowを上にすればTSファイルから直接映像も音も読み込めるのに、わざわざ分離して別々に読み込むのはどうしてなんでしょう?
画質が良くなったりするのかな...
分離して読み込んだら音ズレしちゃったので、とりあえずDirectShowで試してます(´・ω・`)
2009/06/22(月) 21:27 | URL | cha #h3JoIiiw[ 編集]
chaさんこんばんわ。更新遅くてすいません。でも、少しは満足していただけたようでうれしいです。
わざわざ分離する件ですが、以前は私もchaさんと同じようにやっていたのですが、音ズレが出て困っていました。そこでBonTsDemuxで分離してから読み込むと正常に出来たのでそうやっています。
そして、今気づいたのですが、普通のBonTsDemuxだと音ズレした気がします。
私が、使用してるのは「BonTsDemux ver.1.10 mod.10」です。これにしてからよくなりました。1章の説明は訂正しておきます。ご指摘ありがとうございます。
chaさんはそのままの方が音ズレなしでいいみたいなのでそれで大丈夫だと思います。
このツールは元々音ズレ対策のために誰かが作ったハズだったと思います。
readmeにも特に細かい説明ないですしね。
2009/06/23(火) 00:19 | URL | 暁 #6XGrrLw2[ 編集]
はじめまして。

これまで単にファイル容量を減らして、
HDD の空きを確保するだけの行為として、
TMPGEnc 4.0 XPress と WinFast PxVC1100 で、
直接、TS ファイルを各処理していました。
しかし、その出来上がり速度には驚愕できても、
仕上がり具合はどうも今一歩です。

そこで、やはり、評判の AviUtl を試すしかないかと、
分かりやすいサイトを探していたところ、
ここを見つけることができました。

正直、エンコード初心者には分かりにくい AviUtil ですが、
パラメータ値を含めて細かに解説して頂いており、
とても分かりやすくて感謝しております。
今回、他にも多くのサイトを覗きましたが、
ここまで丁寧で親切な解説は見当たりませんでした。

次回、元ファイルの周囲黒枠を切り取りする、
クロップについても触れて頂けると助かります。
勝手ながら、よろしくお願いいたします。
2009/06/24(水) 14:23 | URL | しめさば #jU8oECCI[ 編集]
TMPGEnc 4.0 XPressは私も試したけど、フィルタ関係が弱いのでどうもダメでしたね。速度は速いんですけどね・・・

私もまだまだ分からないことがたくさんありますが、そんなブログでも参考にしてもらってありがとうございます。

そういえばクリップ・クロップの事には触れていませんでしたね。近いうちに1章~3章に追加しておきます。

これからもよろしくお願いします
2009/06/24(水) 21:44 | URL | 暁 #6XGrrLw2[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://daybreakdeath.blog66.fc2.com/tb.php/14-45bf6a70
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。